『幼女戦記』感想レビュー|原作と絵柄が違い過ぎる件~食わず嫌いはもったいなさすぎる~

突然ですが、戦記もの好きですか?

いいえ。

当時の僕ならこう答えていました。

別に戦術とか説かれても興味湧かないというか、戦闘シーンとか感動的な青春とかが見られればそれでいいというか。

『幼女戦記』に出会わなければこの考えは変わらなかったでしょう。

“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

こんにちは、レアンです。
『幼女戦記』dアニメストアで全話視聴完了しました。
dアニメで9,000話視聴した僕の率直なレビューをお届けします。

目次

『幼女戦記』視聴情報

おすすめ度:★★★★☆(4.5/5.0)

プラットフォーム:dアニメストア
視聴回数:2周
総話数:12話

作品を一言で言うと

「狂気をはらんだ合理主義の化物が幼女の皮をかぶって暴れまくる戦記もの」

やってることは転生俺TUEEEなのにそれを感じさせない逼迫感。
可愛い声でやってることがえげつない。
冷酷無比な効率大好きマンが振り回されていく物語。

ネタバレなしの感想

『幼女戦記』といえばまずこれ。


原作と絵柄が違い過ぎる!!!

僕は原作から入ったのですが、アニメから入る人はどんな印象になるんだろう。
万人受けする絵柄じゃあないですよね。味があるというか、僕は好きです。

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

これが原作1巻の表紙です。めちゃめちゃ好みです。最高。

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

これがアニメ版です。どちらも同じ主人公。
最初は「癖つよぉ」と見てましたが、今ではこれでなくちゃという感じ。

まぁ何はともあれ絵柄で食わず嫌いしている方は、ぜひ一歩踏み出して観ていただきたいです。

さて、ネタバレなしでおすすめするのって難しいですけど、ちょこっとだけ。

主人公、ターニャ・フォン・デグレチャフの声がいいです。

マジで。

独特な絵柄で引き気味に見始めて、キャラがよくて惹かれ始め、気が付いたらのめり込む。そんな作品です。

異世界転生を感じさせない緊張感と、合理主義の化物が振り回される緩急が絶妙に絡み合っているので12話があっという間でした。

良かった点

ターニャの圧倒的キャラクター性

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

主人公のターニャがとにかくいいキャラしてます。まず見た目が可愛い。


見た目は子供、頭脳は大人……アレ?
すぐ事件に巻き込まれる某キャラみたいですね。

まぁこちらは幼女。中身はエリート社畜。
ギャップ具合で言えばより強烈な変化を遂げています。


あ、今ちょっと弱くね? とか思いましたか?

僕も思いました。違うんです。

いや、可愛い幼女なのはもちろん大事なんだけども。

狂気・合理性・皮肉をまとった完璧幼女ちゃんなのがいいんですよね。

おっさんに理詰めされても面白くないけど、幼女に詰められるのはなんかいい。
決して変な性癖とかではなく。
ちゃんと幼女だからこその展開もあるので、幼女なのが大事なんです。

あと独特の言い回しに憧れる。あんな風に言ってみたい。

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

実力(行使)系幼女バンザイ!

戦争描写の重厚感たるや

魔法で空を飛ぶので異世界らしさ、派手さはあるものの、観てる側の緊張感でいったら初手の感想は「戦争やばい」です。


補給線、政治判断、軍上層部、プロパガンダなど「勝てば正義」ではなく国家同士の消耗戦として描かれるのが重々しい。

あとミリオタの友達も面白いって言ってました。

作画と空中戦の迫力

特に空戦シーン。
高速機動+魔導演算+砲撃の組み合わせは圧巻。

ロボットものとかリアルな戦闘機の戦闘とか、やってることはその規模なんですが、人間が体一つでやるだけでこんなに感じ方が変わるのかと。

戦記ものだけに戦闘はやはり華。見ごたえがあります。

イマイチだった点

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

序盤は少し集中力が必要

世界観や軍事用語、政治背景が多いので「気軽な異世界アニメ」を想像すると少し硬く感じちゃうかもしれません。

ほんわかアニメを期待するとギャップが大きい

ここまで読んでくださっている方なら大丈夫かと思いますが、『幼女戦記』の「幼女」にほんわかアニメを期待してきた方には衝撃が大きいかもしれません。

まぁ僕がやられたアレよりは全然マシというか騙されてよかったと思える作品です。

特に印象に残った雰囲気・テーマ

「神への反逆」と「合理性の限界」

ターニャは徹底的に理屈で世界を攻略しようとする。
しかし、理不尽そのものである存在Xがそれを許さない。

この構図が「努力すれば報われるのか?」「理不尽にどう抗うか?」という普遍的テーマに繋がっていて誰が観ても面白いと感じられるのだと思います。

dアニメでの見やすさ

ながら視聴のしやすさ

★★★☆☆

会話や戦略要素が多いので、完全ながら見は難しいかもしれません。

頑張ればラジオは厳しいけど視界に入ってるならいける、くらいです。

1話の長さ・テンポ

1話ごとの引きは強め。
続きが気になって、のめり込むように見ちゃいます。

ネタバレ注意ゾーン

こちらはネタバレ注意ゾーンです。
未視聴の方はお気をつけください。

ネタバレありの感想コーナー

ようこそネタバレコーナーへ。こちらは僕のちょっとした感想欄です。

まず『幼女戦記』に出会えて幸せだなと。
軽い気持ちで原作を書店で購入したのが最初でした。
めちゃ面白くてビビりましたね。

僕は戦記ものはあまり触れてこなかったので不安もありましたが、全くの杞憂でした。

続きを買いにすぐ書店に舞い戻って、その日から一気に6巻くらいまで読んだかな。

1ヵ月くらいしてから「よく考えたら異世界転生ものなんだな」と気が付きました。
それくらい物語に自然と入り込んでいたんですね。

ちなみに、僕がdアニメストアを契約したのは『幼女戦記』が観たかったからです。

ハードルは上げにあげて観始めました。

結果、めちゃ面白い。

絵柄が全然違うのも慣れるどころか癖が好きになってきたし、キャラの声がとてもよくて原作のときに思い描いていた雰囲気とはまた違う楽しさがありました。


ネタバレありとはいえ、全部書いていくともうそれは本編になってしまいそうなので好きなところを一つ選びます。

そうですねぇ……やはり第2話の「貴様のアホな骸骨を切開して規律というモノを叩きこんでやろう!」でしょうか。

結構有名なセリフですかね。

ターニャの狂気が周囲に知らしめられた最初のシーン。

行き過ぎた合理性はときに狂気さえはらむという衝撃の展開でした。

本当にやっちゃうのかと思った。

あと第7話も好きですね。空挺降下からの奇襲はいつみても胸躍ります。かっこいい。

アンソンとの一騎打ちに寂しさを覚えるのもまた人間というかなんというか。
あちらは因縁の相手であり、命を賭してまで敵わなかったわけですが、ターニャは撃墜一としか見ていない。なんと切ないことか。

少し早いクリスマスプレゼント、ね。

おや、ふたつ出てきてしまいました。他にもいっぱいあるんですけど、一旦ここまでにしておきます。

本当に『幼女戦記』は面白いですね。
戦術面もリアリティがあって楽しめますし、人間模様でも楽しめる。なんていい作品なんだろう。

こんな人におすすめ

  • 頭脳戦・軍略・戦記モノが好きな人
  • ダークな世界観でも楽しめる人
  • 主人公最強系でも中身が大事派の人
  • 異世界作品に少し飽きてきた人

逆にこんな人は避けた方がいいかも

  • 癒し系・日常系を求める人
  • 難しい設定が苦手な人
  • 戦争や倫理的に重いテーマが苦手な人

似た作品・次に見るなら

  • 『オーバーロード』
  • 『コードギアス 反逆のルルーシュ』
  • 『86―エイティシックス―』

総評

『幼女戦記』は可愛い見た目のギャップと「合理性・狂気・神への反逆」を詰め込んだ異色の戦記もの。

タイトルでとか絵柄で敬遠すると本当にもったいない。
特に理不尽に耐えてる社会人にこそ観てほしい作品ですね。

おすすめ度:★★★★☆(4.5/5.0)

「ただの異世界ものには飽きた」
そう感じている人にはめちゃおすすめです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。

またね!

出典:TVアニメ「幼女戦記」公式サイト
https://youjo-senki.jp/tv/

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次