今やONE PIECEに並ぶ大型コンテンツ『鬼滅の刃』
巷では大人から子供まで人気があり、熱狂的なファンも多い。
今回はそんな『鬼滅の刃』が"面白くなかった"話をしていきます。
どうもレアンです。
普段はアニメを見ない家族が揃って鬼滅の刃を「面白い!」と見始めたので、わざわざdアニメストアを契約してみてみました。
さっそく1期(1話~26話)を一気見してみた感想は............
「あれ?評判ほど面白くないぞ?」
せっかく最後まで見たのに、期待していたほどの感動は得られませんでした。
強いて言えばジャンプ作品らしくない内容(誉め言葉)とアニメーションが美麗(流石ufo)ぐらいでしょうか。
ワンピースに並ぶとかカゲプロ並みのキッズが沸いてるだとか、本当にそんなことあるのかと。
ビッグタイトルと言われる割には微妙な印象を受けたんですよね。
忘れてました、声優がとんでもなく豪華です。
確かに声優の起用の仕方には衝撃を受けました。
やっぱり良作品なのでは......?
そこで私は迷う心を払うべく『鬼滅の刃』を見た感想についてまとめることにしました。
以下はネタバレを含むので苦手な方はブラウザバックをお願いします。
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鬼滅の刃は評判ほど面白くない?
結論から言うとやはり『鬼滅の刃』は評判のような面白さは感じられなかったです。
わざわざdアニメストアも契約して、10時間以上かけて視聴して、これはあんまりでした。
しかし、ただ面白くなかったといってもアンチ行為で終わってしまうので、私なりに感じたことをまとめました。
ポイント
- 展開が急すぎる
- 敵味方とも物語が濃すぎる
面白くない理由①展開が急すぎる
はいこれ。1話から展開が急すぎました。
なんか優しそうな少年(主人公)が出てきたと思ったら善良な(主人公の)家族が全滅。
鬼が出るくだりはまだ「ふーん鬼が出るんか、まあ鬼滅の刃っていうくらいだからな」と理解できましたが、まさか全滅するとは。
悲壮感たっぷりの演出と声優さんの迫真の演技でなんとなく辛いことは伝わりましたが、視聴者置いてけぼり感は否めませんでした。
dアニメストアにお世話になり始めたが鬼滅の刃はそんなに面白くない、最後まで視聴できるのか?俺は......。
置いてけぼり感が強くて強くて堪らないんだよ!!
俺はもうほんとにずっと我慢してた!!突然かわいい女の子が血まみれで倒れているのを見せつけられた時も説明なしで烏が喋り始めたときも我慢してた!!
俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった
面白くない理由②敵味方とも物語が濃すぎる
置いてけぼりに追い打ちをかけるのがこれ。
味方のキャラや物語が濃いのは当然ですが、敵キャラの背景ストーリーが一人一人めちゃくちゃ濃いんですよ。
炭治郎(主人公)の成長過程でしかない雑魚キャラにすら人間だったころの悲しい記憶が語られるのがもう辛い。
これが絶妙なタイミングで、やられた直後の走馬灯なんですよ。
炭治郎が苦戦してやっと倒した!って時に敵キャラ回想シーンが挿入されて、後悔しながら、あるいはある種の救いを感じながら消えていくんです。
急な展開で置いてかれて、ようやく感情移入しかけた頃に敵キャラの同情を誘われても混乱するだけ。
強い敵キャラ→走馬灯がお決まりのパターンなので段々慣れてきますが、救いはなかったのか、炭治郎はこの過去を知らないまま進むのか、視聴者とギャップが生まれないか、など疑問が渦巻く中ストーリーが進みます。
鬼滅の刃は2回目が超面白い
『鬼滅の刃』は期待ほどの面白さを感じられなれませんでした。
ポイント
- 展開が急すぎる
- 敵味方とも物語が濃すぎる
とはいえ、ポイントをまとめると作品がつまらないわけではないことがわかりました。
むしろ視聴者側に心の準備が出来ていないことが問題だったように感じます。
当時ここまで分析して放置していたのですが、たまたま2周目を視聴する機会が巡ってきたところで衝撃を受けました。
「なんだ?! 面白いぞ!」
すでに主人公への感情移入はスムーズになっていて、さらに1周目では追いきれなかった描写もスッと入ってくる。
1話から泣きそうになるほど感動しました。
いつの間にか世界観にのめり込んで、26話まで一瞬たりとも飽きることなく視聴しました。
これが『鬼滅の刃』か。
炭治郎が最終選別から帰ってきたときの鱗滝さんにすら感情移入してしまうほどに、のめり込んでいた。
あのシーンは直前に禰豆子が目を覚まして駆けてくるだけで泣きかけたのに、いつも冷静な鱗滝さんが手から物を落としたところでもう限界。
こんな名作が面白くないと切り捨てるのは勿体ない!
絶対に見てほしい!
その思いで2周目にどうして面白くなったのか分析しました。
面白くなる理由①感情移入しやすい
1周目では突然の展開に置いてけぼりをくらいましたが、2周目は心構えどころか既に感情移入済み。
好みのキャラクターもいるし、世界観も理解してる。
こうなったらもう鬼滅ワールドにのめり込むだけです。
炭治郎の優しさと芯の強さを理解しているので、冒頭で家族が全滅し、禰豆子が鬼になっていたシーンも素直に感情移入できます。
1周目では「普通なら家族があんな状態になったらパニックになるし、妹が急に襲ってきたら冷静でいられるわけがない」と思っていました。
2周目では「炭治郎は辛くても可能性が0じゃなければ絶対に止まらない。禰豆子が生きていたことを希望に助けられるなら絶対に助けようとする」と全然違う感想を抱きました。
上記は一例ですが、他の1周目で違和感を感じたり、特に何も感じなかったりしたシーンも2周目では感動や感情が生まれます。
1周目では急に感じた展開も、2周目では余裕を持って視聴できるんですね。
感情移入できるだけで作品理解がさらに深まるので、1周目でなかなか感情移入できなかったのなら2周目を見ないのは勿体ないです。
面白くなる理由②視聴に余裕が生まれる
1周目では「いきなり強キャラ出てきたぞ」「なんかやられたら走馬灯が流れてきたんだが」と敵キャラまで追いきれない状態でした。
2周目では敵キャラ一人ひとりのストーリーも味わう余裕があり、むしろ敵キャラの方が物語濃いんじゃないかとまで思うほど。
最初の強キャラ「手鬼」がどれだけ絶望的で、どれだけの思いと命を踏みにじってきたか、拳を握りしめるほど多くのキャラクターの顔と想いが脳裏を過ぎります。
こんな序盤でCV:子安武人!?と驚きましたが、むしろ相応しいんだと理解できたのは2周目を見たからこそだと思います。
TwitterやYouTubeでは俗に言う「無惨様のパワハラ会議」が話題になっていますが、あのシーンの異常さは2周目で気付きました。
下弦の鬼で炭治郎が対峙したのは累だけですが、残りの下弦が全員集められたあの場。
ほんの少しの時間で一人を除いて無惨様にやられてしまいます。
それも無力感たっぷりに。
累があんなに強かったのに、それより強いはずの鬼が怯え、散っていく。
それだけでも無惨様への畏怖を表すのに十分でしたが、なんと声優が大御所揃い。
下弦の声優
下弦の壱 CV:平川大輔
下弦の弐 CV:楠大典
下弦の参 CV:保志総一郎
下弦の肆 CV:植田佳奈
下弦の陸 CV:KENN
豪華すぎませんか下弦の鬼。
一瞬で消えていい面子じゃないですよ。
実は、大御所を起用する理由があります。
累より強い鬼が無惨様に怯えつつも小物感を出さずにやられなければいけないのです。
めちゃくちゃ難しいですよね。
1周目は全く気付きませんでしたが、2周目ではこんな細かいところにまで気付けるんです。
他にもたくさん見所があるので、ぜひ2周目、3周目と視聴してより鬼滅の刃を楽しんでください。
まとめ
いかがでしたか?
なんだかんだ言って『鬼滅の刃』めっちゃ面白いです。
もし1周目だけでやめていたら、こんな名作の味を知ることはありませんでした。
1周目
- 展開が急すぎる
- 敵味方とも物語が濃すぎる
2周目
- 感情移入しやすい
- 視聴に余裕が生まれる
もしも『鬼滅の刃』を1周見ただけ、もしくは数話見ただけで「面白くない」と感じたのなら、そのまま2周目まで視聴してみてください。
こんなに面白い作品を知らないのは勿体ないです。
- 今ならAmazon primeやdアニメストアで全話視聴できるので、ぜひ見てくださいね。
最終話からして絶対に2期が来るので、もう楽しみでしかたないです。