社会人2年目で辛い人へのアドバイス

新入社員から1年。よく生き残りましたね。

あなたはとても偉いです。

この一年で社会の仕組みや理不尽を嫌というほど味わってきたことでしょう。

話の通じない上司や嫌味な同僚に辟易していることでしょう。

それでも頑張ってきたあなたは偉いです。

 

 

新人から若手にランクアップしたあなたには一層のストレスが待っています。

想像の斜め上から問題が降りかかることもあるでしょう。

あまりにも辛くて思い悩んでしまうかもしれません。

そんなときのために私からアドバイスを授けます。

少しでもあなたの力になれたら幸いです。

 

 

世の中は理不尽である

この世は理不尽で溢れています。

なぜ世界中の人々が平等を口にするのでしょうか？

それはこの世が不平等であると、理不尽さを理解しているから。

 

誰だって自分が幸せになりたいです。

でも誰かの幸せが誰かの不幸でになるとき、そこには理不尽が生まれます。

 

生まれた瞬間から国、容姿、親の収入すら違う世界で初めから平等なんてありません。

こんなことを言うと「時間だけは平等だ」などと仰る方もいますが、そうでしょうか？

時間はお金で買えます。

電車や飛行機で移動時間が買えます。労働時間だって雇用という形で買えます。

 

資産家の家系に生まれた人と途上国のスラムに生まれた人、どちらに時間があるでしょうか？

 

不毛な話はこのくらいでいいでしょう。

 

力のあるものが得をするために弱者を虐げることは世の常です。

きっとあなたも体験してきていますよね。大変だったと思います。

 

でも変わりません。世の中は。

 

あまりにも当たり前で、あまりにも救いのない話ですが、事実です。

だから、あなたが感じる不満も鬱憤もすべて正しいものです。

 

理不尽を許容しろとは言いません。

ただ、事実として世の中は理不尽である。それだけは変わりません。

 

 

不満は感じて当たり前

繰り返しになりますが、世の中は理不尽です。

だから、不満は感じて当たり前です。何も悪くありません。

むしろ悪いのは理不尽を振りまく人たちです。

 

ただ、使えない上司や面倒な同僚を変えることはできません。

残念ながら、どうにかしたい人たちほど、どうにもできません。

 

殴って解決するならいくらでも殴ります。

むしろ、解決しなくたって殴ってやりたいですよね。

でもあなたは賢いから殴らない。

 

そうしているうちに不満が溜まっていくんですよね。

イライラするばかりでどうしようもない。

 

まずは、不満を感じる自分を認めてあげましょう。

あなたは十分に頑張っています。

「この不満は当たり前なんだ」と今の自分を受け入れてあげましょう。

 

不満に意識が向くばかりに、自分の身体なのにイライラが収まらない。

そんな状態をまずは緩和してあげましょう。

不満は当然のことで、自分は正常であると認識するだけで、少しは楽になりますよ。

 

 

転職は分の悪い博打

最近の流れは「合わなければ転職」ですよね。

あなたは転職サイトを見ましたか？

少なくとも脳裏には過ったと思います。

 

でも2年目で転職するのは正直言って博打です。

それも分の悪い博打。

 

「次の会社ではこんなに酷いことはないだろう」

 

なんて想像は理想にすぎません。

あなたの会社が、配属先が、たまたま悪かったと思いますか？

ならなぜブラック企業だ、転職だと騒がれるのでしょうか。

 

 

世の中は理不尽で溢れています。

誰も転職先での生活を保障してなんかくれません。

次の会社でまた新人として一から覚えなおして、今と同じ不満を抱える生活は今より苦痛ではありませんか？

そうして不満が溜まればまた転職しますか？

そこでも変わらなかったら？

 

 

履歴書にも「1年で転職した人」という実績が残ります。

それは繰り返すうちに「すぐに辞める人」という烙印へと変わります。

 

理不尽な人たちは変わらずのうのうと暮らしているのに、あなただけ転がり落ちる人生になるのは我慢できますか？

 

必ずしもそうなるとは限りません。

確かに、素晴らしい企業に入社できる可能性もあります。

それに賭けて転職するのもありでしょう。

 

ただし、死ぬほど辛いのなら迷わず転職するべきです。

やりたいことが見つかったのなら転職や起業するべきかもしれません。

 

ただ不満で辞めるというなら、それは「賭け」であって「博打」です。

 

不満に気を取られると、理想に溺れがちです。

目の前の不満から逃げることだけを考えるのではなく、建設的な考えをもつことが大切です。

 

 

成長できるのは不満がある人

まだ読んでいただけているのですか。

あなたはとても我慢強いですね。

きっと一人でもやっていける力を持っています。

 

こんな絶望的な内容を読んでなお、離脱しない粘り強さを持つあなたに明るい話をしましょう。

成長できるのは不満がある人です。そう、あなたです。

 

現状に満足している人は上を目指しません。当然、成長もできません。

逆に言えば、不満がある人には成長の余地があるのです。

 

仕事を覚え始めて、効率が悪い業務に気付きイライラしているでしょう。

使えない上司や面倒な同僚に嫌気がさしているでしょう。

 

「もっと○○したらいいのに」

「お前に言われたくねぇよ」

「ちゃんと仕事しろよ」

 

不満は改善点の裏返しです。

きっとあなたの不満の元を解消出来たら、会社はもっとスムーズに回ることでしょう。

でも面倒くさがる上司や同僚のせいで上手くいかない。

 

溜まった不満はとんでもないことになっていることと思います。

それを成長する可能性に置き換えたらどうでしょう。

 

最高じゃないですか？

実力をつけたあなたは、使えない上司や面倒な同僚よりも周りから信頼を得ます。

そうなったら勝ちです。

 

あなたの意見は通りやすくなり、上司も一目置かざる得なくなり、同僚はあなたに遠慮するでしょう。

くだらない人間関係における不満を解消出来たら、理不尽なことも減るでしょう。

 

次は仕事内容の不満を解決して業務効率を上げる、成績を上げる。

人間関係を制することができたあなたには面倒な障壁はありません。

どんどん過ごしやすい環境になります。

 

不満は成長するために必要なものです。

実力で理不尽な人たちを見返してやりましょう。

 

 

まとめ：不満を糧にしよう

私は理不尽な人、筋が通らないことは大嫌いです。

くだらない人間関係で悩まされるのは苦痛ですし、嫌な人ほどのうのうと過ごしているのが悔しいです。

でも、直接彼らをどうこうすることはできません。

変われるのは自分だけです。

 

仕事ができるようになって信頼を獲得したら一気に過ごしやすくなります。

今は不満が溜まって仕方ないかもしれませんが、あなたなら大丈夫。

 

不満を糧に成長してやりましょう。見返してやりましょう。

嫌な人への最大の復讐は、あなたが幸せになることです。

 

あなたの活躍を祈っています。

 

ご精読ありがとうございました。

またお会いしましょう。