某ウイルスが蔓延してから車中泊をする人がかなり増えましたよね。
一人で気楽に旅をする手段として認知されてきた証拠だと思います。嬉しいですね。
しかし、車中泊人口が急増したことでマナー違反や危険行為が目立つとSNSやニュースで見かけることも多くなりました。
誰でも車が走行中であれば凶器になりかねないものだと意識していることと思いますが、実は停まっていても命にかかわる事態は簡単に起きます。
ということで、今回は車中泊の危険行為をメインに解説していきます。

絶対やっちゃダメなこと2選!
車中泊で絶対NGなこと
アイドリングしっぱなし
よく見かけますが、これダメ絶対。
そうです、常にアイドリング状態の車。
道の駅などでは冷暖房のために寝る時もエンジンをかけっぱなしの車がたくさんいます。
これアウトです。
騒音だとか排気ガスだとかそういった周囲への迷惑のことではありません。
もちろん迷惑行為なのですが、それ以上に命に関わります。
アイドリングしっぱなしということは排気ガスを常に垂れ流している状態ですよね。
この状態で、もしも排気口(マフラー)が塞がってしまったらどうなるでしょうか?
そうです。排気ガスが車内に充満します。
豪雪で立ち往生した車内で人が亡くなるニュースが毎年報道されていますが、あれは一酸化炭素中毒によるもの。
雪で排気口(マフラー)が塞がってしまい、車内に排気ガスが充満してしまうのです。
雪に埋まった状態では3時間程度で致死レベルという実験結果もありますので、睡眠中に一酸化炭素中毒でそのままということは十分にありえます。
あまり考えたくはありませんが、車中泊では悪戯や土砂崩れの危険もあります。
エンジンを停止していれば起こらない事故なので、アイドリングしての車中泊は絶対にやめましょう。



一酸化炭素中毒は本当に怖い……!
パーキングブレーキをかけない
次は忘れがちな危険行為「駐車時にパーキングブレーキをかけない」です。
車は停車する時シフトを「P」に入れますよね。
実はアレ、しっかり停まっている感じがしますが、信用していいほどの強度ではないのです。
シフトが「P」に入っている状態というのはギア(歯車)を棒で引っ掛けて止めているに過ぎない状態のことなんですね。
例えば、棒を立てかけてあるけど鍵をかけていない扉を想像してください。
この扉、少し衝撃を与えれば棒は倒れて開いちゃいますよね。
シフトが「P」の時も同じ状態なのです。
つまり、車体に衝撃が加わればギアの歯止めが外れて勝手に動き出す危険性があります。
もしも車内で寝ている時に車が勝手に動き出したら……?
止められませんね。よくて自損事故、最悪死人が出ます。
道路交通法でも停車時はブレーキをかけるように定められていますので、普段から癖つけておくのがおすすめです。
たった一手間が生死をわけるので「停車したらパーキングブレーキをかける」を徹底しましょう。



ブレーキかかってない車は簡単に動いちゃうんだよね
まとめ
車中泊に限ったことではありませんが、ちょっとしたことが大事なんですよね。
ほんの少しの意識が命を守ります。
今回ご紹介した内容は車中泊に限らず大事なことなので、ぜひ覚えておいてほしいです。
- アイドリングしっぱなしにしない
- パーキングブレーキをかける
他にも車中泊で役に立つ情報を記事にしていますので、よければそちらもご覧ください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。



自分の身は自分で守ろう












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