洗車しても足元から覗く錆びたキャリパー、気になりますよね。
実は簡単に綺麗にできちゃいます。
今回はキャリパー塗装の話。
どうもレアンです。
念願の藤壺マフラーを導入してから上機嫌だった私ですが、ふと昔やりたかったことを思い出しました。
「キャリパー塗装とホイール交換したいなあ」
そう、足元のお洒落がしたい。
早速ですが今回はキャリパー塗装に挑戦した話です。
本記事は素人がDIYした話です。
ご自身で作業される場合は自己責任でお願いします。
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キャリパー塗装に挑戦した経緯
何故キャリパー塗装をするのか
錆びたキャリパー
ブレーキキャリパーは純正なら大体シルバー。
月日と共に汚れ、錆びていくパーツです。
茶と銀のコントラストはアンティーク調なら最高の組み合わせですが、車となると悲しい配色になります。
洗車後なんか得に錆や汚れが目立って気になるもの。
キャリパー塗装をすれば新品のような輝きを取り戻せる他、好きな色でお洒落も出来るのです。
ブレンボなど高性能なブレーキは赤や黄など鮮やかな塗装がなされていることが多いので、キャリパーはメーカー的にも綺麗に見せたいということですね。
防錆、劣化防止効果もあるので、愛車を美しく保ちたいならキャリパー塗装はおすすめです。
自家塗装なら格安!
大体DIYのメリットに安さが挙げられるように、キャリパー塗装もDIYすると安いです。
ポイント
- 業者に任せる場合 約15,000〜25,000円
- 自家塗装の場合 約3,000〜5,000円
ここで私の心の声。
中古で購入してから2年かけて愛車を仕上げてきたが、足元はどうも高くて手が出せなかった。
しかし、人間の欲は深いもので一つ弄ると他もやりたくなるもの。
ついに足元が気になってしょうがなくなった。
だけど財布は「きついっすよ!」とか言ってる。
色々調べてみると自家塗装なるものを発見。
ようは業者に任せず自分でやっちゃえってことらしい。
なんと費用は1/5程度。
「よし、やるか!」
ということで、財布に優しく願望も叶えつつなキャリパー塗装に挑戦することにしました。
![](https://reanblog.com/wp-content/uploads/2019/12/-e1575626688452-300x300.png)
キャリパー塗装の手順
道具を揃えよう
自家塗装ですから自分で道具も用意します。
業者のようなプロの道具は高価かつ技術も必要になるので、素人でも簡単に施工できるアイテムを使いました。
- 塗料(ディーアップコート)
- パーツクリーナー
- 脱脂剤(シリコンオフ)
- 金ブラシ
- ウエス(雑巾)
- 手袋
超簡単に流れを説明すると、洗浄→脱脂→塗装です。
実際に使ったもの
以下では道具の用途等を説明します。
塗料(ディーアップコート) 約3,000円
今回の目玉はこの塗料です。
塗装方法が刷毛塗りで、スプレーに比べ素人でも簡単に塗ることが出来ます。
また、プラサフやクリアーなども不要で、この塗料のみで完結している点がこの上なく便利です。
色もシルバー、ゴールド、ブラック、レッド、ブルー、イエローと主要な6色が揃っています。
小さいけど容量は十分。
3回塗り×4個で半分余りました。
刷毛もついてくるので安心。
パーツクリーナー 約400円
キャリパーにはブレーキダストや泥汚れが付着しているため、一旦綺麗に洗浄する必要があります。
安価で手に入るものでOKです。
脱脂剤(シリコンオフ) 約1,000円
塗装に欠かせないアイテムですね。
脱脂が不十分な箇所には塗料がのらないのでしっかり脱脂しましょう。
私はシリコンオフを愛用しています。万能。
金ブラシ 約200円
キャリパーが錆びている場合に必要。
ガシガシ磨いて錆を落としてから洗浄します。
ウエス(雑巾) 0円
布ならなんでもいいです。
汚れを拭き取ったり、洗浄したりした時に使う必須アイテム。
我が家では古いシャツなどを切って使い捨て用にストックしています。
手袋 約100円
作業をするときは必ず手袋をしましょう。
汚れだけでなく、怪我防止のためです。
私は今回途中から外したら手が大変なことになりました。
以上で道具の説明は終わりです。
次からは実際の作業内容に移ります。
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ジャッキアップとタイヤ取り外し
まずはジャッキアップしてタイヤを取り外します。
ガレージジャッキがあると便利ですが、フロアジャッキでも全然問題ないです。
タイヤを外したらウマを噛ませます。
ジャッキスタンドというやつですね。
車を上げたままの作業になるので、ジャッキのみの作業は大変危険です。
ジャッキスタンドがない場合は、タイヤを車の下に置いて落下を防止しましょう。
作業は必ず安全を確保して行ってください。
キャリパーの洗浄と脱脂
車を上げたらいよいよキャリパーに触っていきます。
早速塗装! と行きたいところですが、塗装の基本は下地処理。
しっかりキャリパーを綺麗にしていきましょう。
今回は錆が酷かったので金ブラシを使って錆を落とすところから始めました。
手順としては以下の通りです。
- 金ブラシで錆を落とす。
- パーツクリーナーで汚れを落とす。
- シリコンオフで脱脂する。
簡単な作業ですが、手を抜くと仕上がりに響く大事なポイント。
多少時間がかかっても綺麗にしましょう。
脱脂後は15分ほど待って完全に乾燥させてください。
塗る!乾かす!塗る!乾かす!
脱脂まで済んだら塗装していきます。
ポイントは薄く重ねていくこと。しっかり乾燥させること。我慢が大切。
3〜4回ほど重ねると艶が出て綺麗に仕上がります。
以下のような感覚で塗るのがおすすめです。
- 1回目 全体に色がつけばOK(完全に練習)
- 2回目 ムラや塗り残しを埋める(半分練習)
- 3回目 丁寧に塗る(本番)
- 4回目 艶を意識して仕上げる(本番)
私は時間の関係上3回目で完成としましたが、試しに4回塗った箇所が一番綺麗に仕上がりました。
特に乾燥時間はしっかり確保しましょう。
最低でも10分はおきたいですね。
とはいえ、丁寧に塗っていると塗り切ったあたりで最初に塗った箇所が乾いているので、作業としては連続で出来ます。
同じ箇所を何度もペタペタ塗るとタレたり、乾きにくくなったりして仕上がりに影響するため、満遍なく塗っていくのが効率的です。
あと大変だったのは体勢でした。
腰や膝が痛いのなんのって。
屈みながらの作業になりますが、無理な体勢で作業し続けると身体を痛めるので気を付けてください。
1回目
2回目
3回目
画像だとわかりにくいですが、実際には3回目の艶が急によくなっています。
根気よく塗り重ねていきましょう。
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キャリパー塗装した感想
意外と時間がかかった
いやぁ、意外と時間かかった。
結果から言うと6時間作業してた。
20分で出来るって書いてたから、1時間くらいで全行程終わると思って昼から始めたんだよね。大誤算。
最初は恐る恐る塗るからやたら時間かかるし、慣れてきても仕上げの3.4回目は丁寧に塗るから時間かかるし。
タイヤ外す作業も地味に時間取るんだよね。
センターから上げて2箇所固定できたらジャッキアップも2回で済むんだけど、如何せん道具がなかったから4回上げた。
そんで想定外に時間取られたのが錆落とし。
しっかり落とさないと仕上がり悪くなるからって頑張ってたらそれだけで30分×4個=2時間はかかる。
錆が酷い場合は時間に余裕を持つのが良さそう。
4回目を塗りたかったけど陽が落ちてしまったのでこれ以上の作業は危険と判断して3回で完成としました。
午前中からやってれば4回目も塗れたし、昼休憩もとれるから集中力も保ちやすい。
やっぱり作業は朝からだなぁと再認識したよ。
印象がガラリと変わった
作業は大変だったけど、やってよかったキャリパー塗装。
印象がまるで変わったね。
ただタイヤがついてるだけの足元が、キリッとした足元の車に変身した。
3,000円の塗料で艶まで出るんだからコスパ最強。
今回はレッドに塗装してけど、錆び錆びのキャリパーをシルバーに戻すだけでも新車感が出ると思う。
他にも主要な色が揃ってるから好みの車に仕上げられるのがいいよね。
今回のレッド以外で個人的に良さそうなのはブルー。
どこかのブログで見た鮮やかなブルーの艶は美しかった。レッドと最後まで悩んだカラー。
キャリパー塗装は初心者にもおすすめ
カスタム初心者の壁って費用、技術、時間だと思ってるんだけど、キャリパー塗装は全部クリアしてるから初心者にもおすすめ。
- 費用 3,000〜5,000円
- 技術 タイヤ交換できればOK
- 時間 6時間(錆がなければもっと早い)
足元のお洒落って印象一気に変えられるしコスパ最強だと思う。
苦労以上の満足感が得られるから、まだ試してないなら是非キャリパー塗装してみてほしい。
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まとめ
キャリパー塗装はDIYで簡単に出来ます。
3,000〜5,000円と安価なカスタムなのに最高にお洒落。
タイヤ交換ができて半日あれば施工完了するので、塗料だけ買っておいて晴れた日に一気に作業できるのも魅力。
色変えだけじゃなく、新車の頃の輝きを取り戻すシルバー塗装の選択肢もあるので、愛車を美しく保ちたいなら是非挑戦してみてほしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また別の記事でお会いしましょう。
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