シートを倒して寝たら体がバッキバキになった経験ありませんか?
「意外と寝れるじゃん!」と思うわりに起き上がると痛いのなんの。
ちゃんと体を横にして寝たい、そんな思いでいっぱいになります。
まともに寝るためにはミニバンじゃないとダメか、なんて思いがちです。
ところが、コンパクトカーでもいけちゃうんですね。車中泊できる車は意外と多いです。
ということで、今回は車中泊におすすめな車をご紹介します。
なぜおすすめなのか、車中泊に向いている車のポイントもあわせて解説していきます。

早くおすすめ車種が知りたい場合は目次から飛んでね
車中泊に向いている車か見分けるポイント
車中泊で車に求める条件は大きく分けて2つあります。
それはスペースとフラットです。
スペースは車中泊に必要な広さが確保できるかどうか。
フラットは凹凸のない寝床を確保できるか。
これらを満たしていれば最低限、車中泊のできる車といえます。
車中泊に必要な全長
そもそも車中泊に必要な全長はどれくらいでしょうか。
正解は身長+10cmです!
身長分だけあれば足りる、と考えがちですが試行錯誤しても+10cmは必須。
身長を測るときは立って計測しますよね? ですが、実際には足が脱力して少し下に向きます。
この差が重要でギリギリをせめて車中泊したときは、足の裏がトランクの壁に当たって冷たいわ、窓からの冷気は当たるわ、動かなくて痺れてくるわで地獄でした。
あれは二度と体験したくない。
自分の身長+10cmを確保できるかどうかが車中泊において重要なポイントです。



狭すぎると首も痛くなっちゃうよ
車中泊に必要な全幅
車中泊に必要な全幅はどれくらいでしょうか。
正解は約80㎝です。
シートで寝たときに体がバキバキになるのは、寝返りがうてないから。
つまり最低限、寝返りがうてれば体が痛くなるのを防げるというわけです。
肩幅+寝返り幅=必要なスペースで計算すると、
シングルベッドの横幅=100㎝、肩幅=約60㎝ 100㎝-60㎝=40㎝
ベッドの真ん中から寝返りをうつときに使用できる幅=40㎝÷2=20㎝
肩幅60㎝+寝返り幅20㎝=80㎝になる。
よほど車内が狭い車でない限りは気にしなくてもいいですね。



仮眠くらいならもうちょい狭くても大丈夫かも?
車中泊に向いている車か見分ける方法
寝床は出来る限りフラットにしたいです。
凹凸があると体が痛くて眠りが浅い、なんなら寝付けないこともあります。
そこでフラットなスペースを確保できる車か見分ける方法を解説します。
単純ですが、気になる車の公式ホームページを調べます。
基本的に後部座席を倒して確保できるフラットスペースで判断します。
軽自動車など小さな車は前席を倒すシートアレンジも考慮する場合があります。
フルフラットでなくとも多少の段差や隙間は埋めることができるので、お気に入りの車で車中泊することを優先した方が満足度が高いです。
コンパクトカーなどスペースが限られる車種については、斜めに寝ることを考慮するとグッと選択の幅が広がります。
例として中古でお手頃価格のFIT3で計算してみます。
例)FIT3の場合
荷室長:約1,480㎝
荷室幅:1,230㎝
対角線の長さ:約1,924㎜
このように、見た目には小さい車でも斜めに寝ればかなりのスペースを確保できるんです。
小さい車では厳しいか、と諦めていた人もぜひ対角線の長さを測ってみてください。
こちらのke!san様が便利です→https://keisan.site/exec/user/1713851948
荷室長は前席を前にスライドすることでさらに広くなります。
公式ページはスライドした空きスペース分が非考慮の場合が多いので、記載されている数値に加えてスライド分の長さを考慮すると意外といけることが多いです。



有志の方がレビューしている動画や記事も参考になるよ!
車中泊におすすめの車
ここでは車中泊におすすめの車を3台紹介します。
僕が個人的にいいと思う車なので、あくまで参考程度にお考えください。
お気に入りの車で旅をすることが一番だと思っているので!



ジャンルが被らないように選んでみたよ!
HONDA:フィット


引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/fit/2010/webcatalog/styling/#2
まずは中古市場でお手頃価格のコンパクトカー、HONDA「フィット」です。
同ジャンルの中でズバ抜けて居住空間が広いのが特徴。
HONDAお得意のシートアレンジも豊富でコンパクトカーと思えないほどの車載性を誇ります。
もちろんフラットアレンジも可能。
本体価格も手頃で燃費もよくコスパに優れる車両です。
コンパクトカーの中ではかなり走りもいい車なので、ドライブも楽しくて一石二鳥。
車が必要で旅行にも行きたいけど費用は抑えたいという方に超オススメ。
実際、僕の友人が一週間も車中泊で過ごしてなお快適だったみたいです。
ちなみに彼は身長170㎝体重100㎏オーバーの巨漢なのでフィットはマジですごいと思います。
DAIHATSU:アトレー


引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/03_exterior_interior.htm?type=0
お次は軽自動車から参戦、DAIHATSU「アトレー」です。
アトレーは軽自動車の中でも総合的に見て車中泊適性が高いので選びました。
まず軽バンでありながら普通の軽自動車のようなスタイル。
もともとアトレーはハイゼットという商用車の乗用版として登場しました。
ボディカラーや内装などが乗用ニーズに応えたものになっているため、軽バンながら満足度が高いです。
そして維持費の安さ。6代目アトレーは4ナンバー登録のため、貨物車扱いで税金が安いです。
しかも軽自動車なので車検は2年毎のまま。
他の軽より安く、軽バンよりスタイリッシュ。これがアトレーの強みだと思います。
ターボの設定もあるのでドライブも楽ですし、貨物車ならではのフルフラットも魅力的。
といった感じで僕が軽自動車で車中泊をするなら迷わずアトレーを選ぶので、おすすめさせていただきました。
TOYOTA:ハイエース


引用:https://toyota.jp/hiacevan/gallery/?padid=from_hiacevan_top_navi-menu_gallery
最後はTOYOTA「ハイエース」です。
誰もが知るデカイ車。圧倒的な積載力で複数人でも余裕の車中泊が可能。
車中泊キットが販売されていたり、ベッドを積み込んだりとやりたい放題なベストオブ車中泊カー。
ハイエースならあらゆる快適装備を積んで車中泊できます。
あまりにも実績のある車なのでちょっと調べるだけで情報と商品がごろごろ出てくるのも強い。
自家用車としては大きすぎる方には、レンタルという選択肢もあります。
だいたいどこのレンタカー屋さんでも取り扱っているので試乗感覚で試すのもありです。
後輩のハイエースを見せてもらったときは驚きました。
クイーンサイズのベッドが組まれていて、冷蔵庫も完備。
中腰とはいえ車内で歩けるのは革命でした。
あれを見せられちゃあ、僕がガチで車中泊する機会があればハイエースを選んじゃいますね。
まとめ:車中泊するにはスペースとフラットが大事!
車中泊で車に求められるのはスペースとフラットです。
- 縦:身長+10㎝
- 横:約80㎝
工夫をすればコンパクトカーでも寝られますし、軽自動車でも車種によっては可能です。
フラットになればなるほど快眠に近付くので、できればフルフラットになる車が望ましいですね。
とはいっても、多少の段差なら隙間埋めグッズや毛布などで対策できます。
そんな条件を踏まえたうえで車中泊におすすめな車も紹介させていただきました。
- HONDA「フィット」
- DAIHATSU「アトレー」
- TOYOTA「ハイエース」
今回解説したポイントを参考にして車中泊を楽しんでいただければと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。



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