こんにちは、レアンです。
車選びで何を基準に選べばいいか迷っていませんか?
大きな買い物だけに失敗はしたくないですよね。
でも、ネットで調べても情報がありすぎてあれもこれも必要な気がして迷う。
今回はそんなあなたに長い目で見て損のしない車の選び方をお教えします。
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車選びは質実剛健がポイント
悩みに悩んでこの記事まで辿り着いたあなたのために、まずは結論をお伝えします。
結論は「質実剛健な車を選ぶべき」で、
理由は「長期視点で最もコスパがいい選び方だから」です。
質実剛健:飾り気がなく、まじめで、強くて、たくましいこと。
ところで、世代を問わず車を買う時に一番気にするのは価格だそうです。
大きな買い物かつ長く使うものなので、慎重に見極めたくなるのは当然ですよね。
そこで車選びについて調べても、燃費や安全性能に見た目など様々なおすすめポイントが紹介されていて迷ってしまうと思います。
車は購入時だけでなく維持費もかかります。
誰だって後悔しているものにお金は出したくありません。
それなら長い目で見て損のしない選び方をしたいですよね。
それでは、なぜ質実剛健な車が長い目で見て損のしない車選びに繋がるのか解説していきます。
質実剛健な車は長期でみるとコスパが最強
いきなり質実剛健な車と言われてもイメージしにくいと思うので、例えばの話をします。
ファッションの話で、
①流行りものをすぐに取り入れるお洒落な青年。
②服はユニクロで揃える筋肉隆々の青年。
どんなイメージをしましたか?
①は細身で殴ったらぶっ飛びそうな男の子。
②は頑丈で殴ってもぶっ飛ばなそうな男の子ですね。
冗談はさておき、どちらが長期視点でお金を持っていそうですか?
②ユニクロ派の青年ですよね。
(ジムとプロテインに死ぬほどつぎ込んでいるという指摘はなしです。)
それでは、どちらが長期視点で健康そうですか?
②ユニクロ派の青年ですよね。
(体脂肪落としすぎて病気になるという指摘はなしです。)
①の青年はファッションにお金をかけるので健康は二の次。
②の青年は筋肉にお金をかけるので本人は丈夫になります。
車も同じで、内外装はシンプルだけど基礎がしっかりしている車はお金がかからないのです。
車は過酷な環境で酷使されるうえに、経年劣化もします。
そこで重要なのは内外装の煌びやかさではなく、基礎の丈夫さです。
車は機械なので故障します。
その頻度や程度が少なく軽いものほど、コストがかからないというわけですね。
質実剛健な車は故障が少なく、内外装がシンプルなので修理費も安く抑えられて、長期でみるとコスパ最強なのです。
万人に完璧な車は存在しない
車に限った話ではありませんが、完璧な商品は存在しません。
特に車のような高額の商品はコストの割り振りが目立つので、どこかが良ければどこかに不満が出ます。
ポルシェのような車でも、維持コストが異常に高いなどするため、やはり完璧な車などありません。
例えば、300万円の車が2台あります。
①内外装がお洒落な車
②内外装が地味な車
なんとなくイメージできたでしょうか。
①の車は内外装にコストがかかっていることがわかります。
お洒落な車として売りに出していることでしょう。
②の車はどこにコストをかけているのでしょうか。
足回りか、安全性能か、剛性か、ぱっと見でわからないところにコストをかけています。
車の謳い文句が「自由な走りで、どこまでも」などであれば、足回りと安全性能が高そうですよね。
同じ価格帯であれば、必ずコスト分配で長所と短所が生まれます。
そうでなければ安くしたほうが売れますからね。
万人に完璧な車は作れないので、限られたコストの中で持ち味を出していくのが車という商品です。
そうすると、質実剛健というワードの意味も見えてきますよね。
丈夫さにコストをかけているので、飾り気はなくとも故障しにくいことがわかります。
限られた予算の中で選ぶのであれば、質実剛健な車を選びたいというわけですね。
なぜ質実剛健な車が長く乗れるのか
こういう話をしていると必ず指摘されることがあります。
「お洒落にコストをかけている車だって修理すれば長く乗れるだろう」
その指摘は間違っていません。
無限にお金があるのなら、それでもいいと思います。
壊れやすい車が壊れるたびに修理する。
現実的ではありませんよね。
質実剛健な車は丈夫さにコストをかけているから故障が少ないことがわかりました。
でも故障が少ないだけではやや根拠に欠けるかもしれません。
故障とは別の視点で見ていきましょう。
例えば、シート。
シートが故障するというのはあまり聞きませんよね。
リクライニング機能が壊れた、とかくらいでしょうか。
しかし、シートがヘタる。
というとイメージしやすいと思います。
壊れたわけじゃないけど座り心地が悪い状態です。
他にもパーツのがたつきなど。
経年劣化でどこかわからないけどガタガタする。
なんて経験ありますよね。
故障とまではいかずとも、気になる劣化が出てくるのが車です。
原因は本当に劣化の場合もありますが、チリ合わせが雑だったり、パーツが作り込まれていなかったり、色々あります。
質実剛健な車はそのあたりがしっかりしているのがポイントなんですよね。
シートにコストをかけているから長年座り心地がいい。
足回りにコストをかけているから10万㎞超えても余裕。
目に見えない快適性を提供してくれるのが、質実剛健な車です。
こういった部分というのは、長期間かけてじわじわ効いてくるので、新車のときにはわからないかもしれません。
長く乗るにつれて、どんどん快適さに差が出てきたり、修理費の有無に驚いたりするのは車あるある。
質実剛健な車であれば、故障も少なく、快適性を保ってくれるので、長く乗れるのです。
簡単に質実剛健な車か見分けるコツ
そうはいっても素人が車を見分けるなんて無理!
そんなあなたに簡単に質実剛健な車か見分けるコツをお教えします。
Youtubeで気になる車種を検索→レビュー動画を3人ほど視聴する。
これだけです。
Youtubeにはモータージャーナリストや車に特化したレビュアーさんがたくさん動画を投稿しています。
彼らも評価が大切なので嘘はつきません。
こだわりなどで意見が偏る場合もありますが、3人ほど視聴して同じことを言っている部分は真実です。
ここで3人とも乗り心地や使い勝手、足回りなどについて言及していれば質実剛健な車である可能性が非常に高いです。
逆に、エクステリアをべた褒めしたのに走りは微妙と言っていたり、インテリアに驚いたのにシートの質が悪いなどと言っていたりしたら、要注意です。
コメント欄は偏ったものが多いので、あくまでも動画内容での発言をもとに判断することをおすすめします。
私も気になる車は徹底的に調べて、試乗動画を見たり、レビュー動画を見たりしています。
それでこれだ、と思った車には試乗しに行きます。
最後は試乗なのですが、全部に乗れるわけでもないので、動画で調べる方法がおすすめです。
内外装もこだわりたい人はどうする?
そうはいっても内外装もこだわりたい!
って声がすごーく聞こえてきますね。
めっちゃわかる。
見た目がよくて走りもよくて長く乗れる車がいいんだい!
わかる!超わかります。
そんなあなたにはカスタムをおすすめします。
どんな車にもカスタムメーカーからパーツが出ているので、自分好みにカスタムすることができます。
もちろんやりすぎるととんでもない金額になりますが。
作りがいいシートでもファブリック素材がいまいち、なんてときはシートカバーがおすすめです。
見た目も素材も一気に高級感あふれるものになりますよ。
他には、ホイールを変えるだけでも外装はガラッと印象が変わります。
お洒落は足元からと言いますもんね。
車も同じです。
車は多くのメーカーが切磋琢磨して多様な製品を作っているので、自分好みのパーツがほぼ見つかります。
時間がたつと新しい製品が出てくることもあるので、カスタムの幅は無限大です。
とはいえ、エクステリアが根本的に気に入らない場合は後悔する可能性が高いので勧めません。
気に入っていればアクセントでパーツを足したり、ライトを明るくしたり、出来ることはたくさんあります。
ステッカーひとつでも印象は変わるので、少額でのカスタムも可能です。
個人で車を頑丈にしようとすると尋常じゃないコストがかかりますが、カスタムであればそこまではかかりません。
こういった差から、車は質実剛健なほうがお得なんですよね。
質実剛健な車だとカスタムしても長く乗れるので、少しずつ自分好みにしていくのも楽しいですよ。
質実剛健でおすすめな車
ここまで説明してきたんだから具体例がほしいって声も聞こえてきますね。
わかりました。
私なりに質実剛健でおすすめな車を3台、紹介します。
VW:ゴルフ
まずは世界のベンチマークことゴルフです。
一般的なサイズの車(Cセグメント)の基準とされる車です。
内外装は大人風にまとめられていて、派手さはないですが堅実なデザインです。
ゴルフは剛性が高いと評判です。
よくあるパターンとして、スポーツモデルになると溶接個所を増やしたり、補強パーツを入れたりと剛性を上げる工夫がなされます。
しかし、ゴルフはスポーツモデルでも同じボディを使用します。
それくらい元の剛性が高いことの証明でもあるんですね。
未だに20年前のモデルを見かけるくらいなので、文句なく質実剛健な車と言えるでしょう。
正直、ほしいです。
ゴルフRヴァリアントなんて万能車だと思うんですよね。
あまり熱が入るといけないのでこの辺にしておきます。
三菱:デリカ:D5
オンリーワンを極めたミニバンことデリカ:D5もおすすめです。
価格はなんとアルファードと同等、グレードによってはデリカ:Ⅾ5の方が高いくらいです。
トヨタの高級ミニバンを凌駕する価格設定に驚かれるかもしれませんが、内外装の地味さでもっと驚くと思います。
これが、アルファードと同価格???
ありえないくらい差があります。
でも、それを補って余りある性能を持っているからこその価格なんです。
それは圧倒的走破力。
デリカ:Ⅾ5はパリダカを完走したぶっ飛んだミニバンです。
そこらのSUVより遥かに走破性が高い。
それに荷物と人が乗るんだからユーティリティは随一です。
これを支えるのは装甲車かと言わんばかりのフレームや、作り込まれた足回りです。
加えてディーゼルエンジンは非常に堅牢な作りなので40万㎞は余裕で走ると言われています。
これも、ほしい。
スポーツ走行以外のすべてをほしいままにしている性能、素晴らしいです。
トヨタ:プロボックス
最後は天下のトヨタが誇る、社用車御用達プロボックスです。
前2台は300~500万円と高めでしたが、こちらはなんと200万円以下です。
ヘタな軽自動車より安いのに大丈夫か?
と思われるかもしれませんが、安心してください。
天下のトヨタは流石です。
限りあるコストを丈夫さと使いやすさに極振りしています。
シンプルなデザインで荷物も積めて頑丈。
ハードな使われ方をしがちな社用車にとって最も大切な部分をしっかり押さえています。
自家用車として使えるグレードも用意されているので、一考の価値ありです。
通勤+趣味用としての運用なら間違いなくコスパは最強格ですね。
他にもいろいろ質実剛健な車は存在する
おすすめの3台を紹介しましたが、質実剛健な車は他にもたくさん存在します。
個人的にはホンダが好きですね。
内装で叩かれがちな分、走りや頑丈さでは世界トップクラスですし、海外ファンも多いです。
「高級なドイツ車がほしいかって?そりゃほしいさ、そいつを売ってHONDAを買う」
っていう動画が出回るくらいにはHONDAはいいメーカーなんですよね。
内装は10年遅れてるとも言われていますが、慣れればなんてことありません。
偏見かもしれませんが、以下のメーカーは質実剛健な車が多いと思います。
・トヨタ
・ホンダ
・ボルボ
・VW
調べるのも楽しいので、ぜひ色々なメーカーをみて質実剛健な車を見つけてください。
まとめ:長く乗るなら質実剛健な車を選びたい
車は高額なので、せっかくなら長く乗りたいですよね。
私がおすすめするのは質実剛健な車です。
理由は「長期視点で最もコスパがいい選び方だから」
質実剛健な車は、頑丈で故障やへたりが少ないので追加コストが少なく済みます。
基礎がしっかりしているので、長い間もてる性能を発揮して快適性も損なわれにくいのがポイントです。
もし内外装にこだわりたい場合は、カスタムという選択肢があるので、やはり質実剛健な車がおすすめです。
一生にそう何度もない車を選ぶ機会、お気に入りの相棒がきっと見つかります。
ご精読ありがとうございました。
またお会いしましょう。